2020/01/12 08:45

2020年1月11日
信頼の置けるお客様から
「枯れてしまっている部分に、白い綿のような物が付いているのですが、カビでしょうか?」
というメッセージをお写真とともに受け取りました。

カビだと思いました。

その方へお送りしたえん麦は第一圃場から採取しました。
気温の低い畑で刈り取り、検品作業をして、冷蔵保存して、冷蔵便で出荷、という流れなのですが。
今の時期は畑よりも冷蔵庫の方が温度が高いので、カビ胞子が芽吹いてしまったのかもしれません(推測)。

現在出品しているえん麦やイタリアンライグラスは第二圃場から採取しています。
ですが上記の推測のとおり、カビ胞子が芽吹いてしまう条件は揃っているものと思います。
どうかペットさんへ生牧草を与える際には、良く洗って目視をしてから、よろしくお願いします。

抗菌剤・除菌剤・殺菌剤など使用していない畑なので、土中にそういった類が潜んでいます。
「ハッピブーべぇポールさんの生牧草は無農薬だから安心安全ですね!」
そう仰ってくださる方がとても多いように思いますが、無農薬だからこそ雑菌にまみれています。
ならば生牧草を強く育てれば解決しそうですが、その目的のために肥料をまくと…
小動物さんたちに必要のない成分が生牧草の中に蓄積してしまいます。ジレンマです。

今後、農薬を使用していく方向へ進んでいくか・現在の減農薬栽培を押し通していくか
真剣に悩んでみたいと思います。

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※2020年1月19日追記

1月11日:「前々回の購入分から白い綿のような物が付いている」とのご報告
1月12日:被害葉を受け取り
1月13日:開封し状態を視認
1月14日:植物病害虫診断センターへ打診
1月17日:検体保存状態が悪く診断できず…

被害葉を良好な状態で診断センターへ届けることができなかったため、要因や菌の特定ができませんでした。
メッセージを下さったお客様そしてみなさまのご心配を払拭できぬままとなってしまい、申し訳ありません。

ほんの少しでも不安の種を取り除ければ…との思いから
念のため、凍って・解けてを繰り返したえん麦は刈り取り廃棄を進めています。
さらに、畑の衛生管理や採取・検品作業等これまでも細心の注意を払っていましたが、今後はより一層注意深く取り組むことをお約束します。


それから
同様の現象の再現実験のために1月13日から[暖かい常温保存・涼しい常温保存・冷蔵保存]で、ビニール袋に入った状態のえん麦の観察をしていました。(いろいろな偶然が重なると冷蔵保存でもカビが生えるはずなのです。その条件を見つけたい!)
暖かい常温保存は当然のことながらカビが生えましたが、それ以外は残念ながら?幸い?カビの発生を視認できていないことも併せてお知らせします。

不確かさの残るとても中途半端な結果報告になってしまいましたが、この件はひとまずここで終結とさせていただきたく存じます。
ご理解くださり引き続きご愛顧いただけましたら幸いです。


(☆ハッゝω・ピ)(ブー*・ω・*ベェ)(ポー・ω・`ル♪)